数日後 小宮さんが急変した 「小宮さん急変です!」 「モニターつないで!」 「気道確保!」 「強心剤!」 みーくんはベッドの上に乗って 小宮さんの心臓マッサージをして 指示を出す 先輩たちが慌ただしく動く 私は身体が震えて 動けなかった 「松雪さん!何してるの!!」 先輩に怒鳴られても 頭が真っ白で 小宮さんが死んじゃう そう思うと怖くて 怖くて 怖くて 何もできなかった それから数時間の事を 私はうまく思い出せない