「明日死んでも後悔しない。そんな選択をしないとねぇ」
小宮さんが言う
「はい」
みーくんは笑顔でうなずいて
小宮さんの手を両手で包んで
「貴重なお話ありがとうございます」
そう言った
「あら嫌だ。鈴木先生に手を握られたらドキドキときめいてしまうわ」
小宮さんとみーくんが笑い合う
素敵だなみーくん
良かった
私みーくんに恋をして
ほら
また私はみーくんを
もっと好きになるよ
「では私は失礼します。小宮さんも疲れない内に戻られて下さい」
みーくんが立ち上がる
すれ違うとき
目があって
優しいみーくんの目に
胸がキュンとした
愛してるよ
みーくん
こんな素敵なみーくんを
絶対 離さないって思った
「南ちゃん。鈴木先生は顔も素敵だけど中身はそれ以上よ」
小宮さんが振り向いて言う
「はい」
私も笑顔で答えた



