「後悔ばかり……
何も私だけじゃないのよ
先生だって南ちゃんだって
明日があるとは限らない
そうでしょう?
命あるもの必ず死が待ってる
いつ死ぬかわからないけど
生命あるもの皆死に向かって歩んで行く
だから明日でいいや…
明日があるからって
大切な事言わないでいたら
後悔するのよ……」
みーくんは優しい目で
小宮さんを見つめて
話に聞き入ってる
そうか………
みーくんは
小宮さんの心に寄り添ってるんだ
私は さっき小宮さんの話を聞かず
適当に
励ましの言葉を言おうとした
小宮さんが何を言いたいのか
知らないクセに
私は……ダメだな……
だから
みーくんは
しーって私を制したんだ
みーくんは
ただ黙って話を聞いて
小宮さんの心を見つめてたんだ



