「お母さん……?」

なんで、喜ばないの?


「オレ、姫と付き合ってます。姫が高校を卒業したら結婚したいです」



「付き合ってる?!」


お母さんが悲鳴に近い声で言った


「お母さん…」


お父さんがお母さんの肩を抱いて
なだめる



さすがに
みーくんも驚いた表情だ



「な…何言って……冗談でしょう……やだ、みーくんも南も……お母さんをからかって……」



「本気だよ?私たち愛し合ってるの……」


私の言葉に
お母さんが震え出す


「確かにオレ達は年も離れてるけど真剣なんです」



「や……やめて……」


お母さんが
耳をふさぐ

お父さんも
顔が真っ青だ……



「なんで……なんで、そんなに反対するの?」


私が言うと


「黙りなさいっ。何も知らないクセにっ」



「なっ……」


私が口を開くと

みーくんが手をそっと握って
私を制した