家に帰ってからも



お母さんにテストの結果が


言えなかった




そして夜



みーくんが家に来た



「こんばんは」



「みーくんっ」



私は玄関で喜ぶ


私がもしも犬だったら


しっぽブンブン振ってるんだろうな



「あら。みーくん、いらっしゃい」



お母さんも
笑顔で出迎える



私が部屋に上がろうとすると



「姫。テストの結果出たか?」



みーくんは
とっても余計な一言を言った



「そうね。南、順位は出た?」



お母さんも
思い出したように言った