「アッキー」
「南」
私はアッキーを抱きしめた
「アッキー無事で良かった」
「ご、ごめんね……」
アッキーは私の胸で泣いた
良かった……
アッキー見つかって
無事で良かった
「身体冷えるよ…」
みーくんは
車から
フリースのひざ掛けを出して
アッキーの肩に掛けた
「落ち着くまでオレの家においで」
みーくんはそう言って
私はアッキーの家に
後で送って行くからと
連絡した
みーくんの家に着いたら
「姫」
先にアッキーをリビングに通して
みーくんは
リビングには入らず
私を小声で呼んで
「オレ外出てるから落ち着いたら連絡して。送って行くから」
「…え?」
「こういう時は男がいない方がいいんだよ」
そう言って
みーくんは出かけて行った



