「……姫。こっち向いて」



事を終えて


2人でベッドに寝てる



もう雨がやんだのか
雨音は聞こえない




私は恥ずかしくて



ずっと
みーくんに背を向けてた




「姫の顔見たい」



みーくんは後ろから
私を抱きしめる



だって
だって
だって



あんな事した後



どんな表情すればいいの?


顔を見せるなんて


恥ずかし過ぎる……


「はぁ……もしかしてオレ姫に嫌われちゃった………?」



ため息をついて


悲しそうな声をだす
みーくん



「えっ違うよ……っ」



私が慌てて振り返ると



「捕まえた」



みーくんは



いたずらっ子みたいな表情で笑う



「もうっ…だましたっ」



私が顔を赤くすると


「姫がいつまでも顔見せないからでしょ」



そう言って


優しくキスをする