Cherry



みーくんだって
私が雷ダメだって知ってるクセに~



「姫…だから……頼むから離れて」



みーくんは
とても小さな声で言った



「……いや」



「……姫……」



静かな部屋に
雨の音が響いて



また外が光る



「雷より……オレの方が危ないよ……」


みーくんの低い声に

私の胸は



ドキンっ………



高鳴る



「あ……あのね……」



私はドキドキして言ったから



声が少し震えた



「このタイミングで雷が鳴るのは………神さまが……私と一緒に寝てもいいよって………みーくんに言ってるんだと思う………」



私はドキドキして
みーくんの胸に
顔をうずめた まま