「………だめ?」


上目遣いで お願いする



「だめ」



みーくんは そっぽ向いて言う



「なんで?」



私が少しいじけた声を出す



みーくんは私を見て


「決まってるだろオレと姫は一応男と女なんだぞ……」



一応?


なによ~一応って



「私、帰らないもんっ」



「……姫~。どうしたんだよ……」



困り果てた声を出すみーくん



「はぁ…」



あきらめたようにため息ついて



「わかった。とりあえず、何か食うか」


おっ


みーくん あきらめた?



「うんっ」



私の笑顔を見て
みーくんは
デコピンした