ドキン……


「……ホント?」


「うん」



さっきのみーくんのセリフ

頭の中で何度もリピートする



どうしよう


嬉し過ぎて涙出そう


「だからって無茶するなよ。男なんて何考えてんだかわからないんだから」


みーくんは
ツンって
頭を優しくつついた


「オレは姫に幸せになってほしいから」


「…うん」



ありがとう みーくん


みーくんが大好きで苦しい時もあるけど


みーくんに恋して


たくさん 幸せ もらったよ



「もう帰ろう」



立ち上がったみーくんは
座ってる私に手を差しのべて




私も
みーくんに手を伸ばす



2人の手がつながった時



私の心は決まった



私が立ち上がって
手を ほどこうとしたら



グッ…て
みーくんが強く手を握った



「……みーくん?」


「砂浜で足元が不安定だろ?姫が転んだら困るから……このままで…戻ろう」



「うん」



ねぇ、みーくん。


手をつないで歩くの
何年ぶり だろう



これから、私が するコトで



きっと、私たちの関係は 変わってしまうね




でも後悔は しないよ


私はみーくんに恋をしてるから……