恋愛上等!~不良な彼氏~




奏斗は私の後ろの席に座って自分で買ってきたらしいパンを食べ始めた。


「あれ。食べてこなかったんだ」



私は後ろを向いて言った。


昼休みに来たなら食べて来たのかと思った。



すると奏斗は眉をひそめて、はぁっとため息をついた。




「お前んちの冷蔵庫…何もねぇ」









ブチッ



それは…










「てめーが昨日全部使ったからだろーがァァ!!」



冷蔵庫にあった野菜を全て使って料理を作ったのは奏斗だ。


冷蔵庫の中身がなくなったのは私のせいじゃねーよ!





つーか、その前に…





私の家にある物を食べようとすんじゃねェェエーッ!!



自分で買って食えや!




「元々なかったし。だから自分で買って来たんじゃん」




…ムカつく。



態度がすんげぇムカつく。



思いっ切り睨んだが、奏斗はすました顔でパンを食べてる。





……くそッ!




「てっめっ「か、かなりん!」



私が喋ろうとした途端、秋哉が私たちの間に割って入って来た。






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