恋愛上等!~不良な彼氏~



──────…



「…すみません」



只今私はベッドの上で正座をしている。



「許さねぇ」


私が正座する目の前には奏斗がいる。


あぐらを掻いて腕を組んでいる。




何故正座してるかって?



そこは察してくれる?



まぁ簡潔に言うと、泥棒じゃなくて奏斗だったってことかな。


それから目覚まし時計が当たったのも奏斗。




それで、奏斗はキレてると…




「治療代」



そう言って奏斗は私の前に手のひらを向ける。



「はい」



私はその手のひらに治療代にあたるものを渡す。



「…てめっ…












うまい棒なんかいらねーよッ!」



なっ!!


うまい棒は立派な治療食だぞ!


うまい棒なめんなよッ!



…つーか、その前に一つ疑問があるよね?



そうだよ!これって最初に気付くべき事じゃない?



私は正座をやめて、奏斗を睨んだ。




…何でいんの?



何で奏斗が我が家に居んだよ!




「…なんとなく」



はぁ?


なんとなくで家に泊まるな!



「お前が寝るからいけねぇんだろーが!」



逆ギレ!?



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