「簡潔に言うと水島君、恐がられてるの」
「え?」
私は思わず声を出してしまい慌てて口をふさいだ。
奏斗と秋哉を見たが、まだ二人とも話をしてたから私の声は聞こえてなかったみたいだ。
由奈は奏斗の方をちらっと見てまた話し始めた。
「水島君って、入学してからあまり学校に来てなくて。それで、よく喧嘩してるって噂で聞くから、みんな恐いって…」
…そうだったんだ。
恐いからみんな避けてたんだ。
実際あんま恐くないのに。
まぁ喧嘩は本当のことだけどな。
けどあいつ仏頂面だからな。だから友達も出来ないんだ…
「ねぇ、俺友達だよ?かなりんの」
「ぅわっ!!!!!」
「あ、転校生ちゃん大丈夫?」
…びっくりしたぁ。
ったくいきなり声かけんなよ!!!
心臓が飛び出るところだったし。
…あれ?今秋哉何て言った?
『俺友達だよ?かなりんの。』
って言った?
「奏斗!お前友達いたんじゃん!良かったなっ!」
私は奏斗に向かって笑いながら言った。
なんだなんだ。友達いたんじゃん!
いやぁ、てっきりいないのかと思ってたよ。
だから学校来ないのかと思ってたし。


