今までじーっと見たことがなかったから気付かなかったけど、確かにいい顔はしてる。
俗に言うイケメンなんだろーけど
髪が…
「お前ウザい。しつこい」
奏斗は私を睨みながら言った。
「シカトしたくらいでキレんなよ」
「ウザい」
あーあ、拗ねちゃった。
ガキだなぁ。
「マジでウザい」
奏斗はそっぽを向いた。
そういう行動がガキだっつーの。
「………ねぇ。今思ったんだけど、何で転校生ちゃんが奏斗といるの?」
突然、不思議そうな目で秋哉が私に向かって聞いてきた。
今さら?
「今思えばそうだよ!何で?え?どうして一緒にいるの?」
…聞き過ぎじゃね?
そんなに不思議なことですか?
「…別に」
おい、秋哉は私に聞いてきたんだけど。
まぁ、さっきのシカトの謝罪も込めて、仕方なく許すけどさ。
「私の青春邪魔したんだよ」
「へ?」
秋哉は口をポカーンと開けてる。
いわゆるアホ面?
「お前青春したいの?」
私が言った事に目を見開いて奏斗が聞いてきた。
「そりゃあしたいに決まってんだろ!」
だって、女子高生ってまさに青春の時期だろ?
せっかくなら青春の一つや二つ…三つ四つ、いやもっとしたいよ。
「…ふーん」


