あーあ…
せっかくの淡い青春が…。
昼休み
アンパンを買おうと思って売店に行こうとしたら───…
「桜井さん!」
中庭の前を歩いていた私はいきなり名前を呼ばれた。
何かと思って振り返ったら…
「…誰?」
え?全く知らないんですけど、あなたのこと。
黒髪で眼鏡をかけた男の子が立っていた。
「あの…ちょっといいですか?」
「はぁ…」
私は頭に?マークを浮かべながらも、男の子の後について行った。
そこで人生初の告白をされたわけよ。
最初は何かと思ってたけど、まさか告白とは。
これぞ青春…!!
…なのに、この茶金メッシュに私の青春邪魔されたし。
「何?俺が来なかったらアイツと付き合ってたわけ?」
「……」
「は?マジ?」
「…さぁ。どーだろーね…」
まぁ見た目的には悪い奴ではなさそうだったし。
純粋そうな男の子だった。
でも、やっぱり知らない子だしな。
告白は嬉しかったけど、付き合いはしなかったかも。
「おまっ…
…犯罪者になってもいーのか?」
ブチッ
「テメェ…」
何で付き合う=殺めるになってんだよ!!


