ある意味すげーよ。
だって、私沢山買ったんだよ?
一日で食べる量じゃーねっつーの。
「なぁ。何であの袋、うまい棒しか入ってないわけ?他のお菓子も買えよ」
「いいだろ!うまい棒が好きなんだからさ!」
「…変な女」
こいつにだけは言われたくねぇ…。
茶金メッシュよりかはマシだし。
つーか、私が買ったものに文句つけんなよ!
てめぇが勝手に盗ってったんだろーがァァ!
「あ!いた!小夏ちゃーん!」
突然、校舎の方から由奈の声がした。
「あ!由奈」
私は振り返って走ってくる由奈を見た。
「もう。全然来ないから迷ったのかと思ったよ」
なんて…
なんて可愛い子なの!
私を心配して…。
私の所までパタパタと走って来る姿が余計可愛い。
「小夏ちゃん。私もうお腹すいちゃった…って、えぇッ!?」
私の所まで来た由奈が話の途中で目を丸くして固まってしまった。
由奈の目線を辿ると私の下…茶金メッシュを見てる。
茶金メッシュを見た後今度は私を見た。
えっ!?な、何?
すると由奈は顔を赤くして言った。
「ご、ごめんなさい!邪魔しちゃった…よね?」
「はぁぁ?」
由奈の言葉に私は思わず声を上げた。


