つーか、私を見てないんだとすれば…
…え?誰見てんの?
「だからァ、由奈も言ってたけど」
「私を見てないとすると…」
律の言葉を遮り、私は顎に手を添えて考えた。
律は拳をわなわなとふるわせている。
「り、律くん…」
由奈が止めている横で、私は必死に頭を回している。
ん〜、分からんな。
とりあえず、絶対に違う奴を消去法で省こう。
「まず、奏斗じゃないだろ?」
「その奏斗だよッ!!!」
「エェッ!?てか、何でそんなにキレてんのォ!」
律は私を睨みながら大声で言った。
そ、そんなにキレさせるようなこと言ったか?
「……」
まだ睨んでるぅ!!
「このバカが!」
マジでキレてるよ…
律は思いっ切り私を睨み、暴言を吐いた。
「り、律落ち着けよ!」
「あぁ?物分かりのわりぃ奴め。みんなが見てんのは奏斗に決まってんだろーが!んな事も分かんねーのかよ。それくらい気付よ。このアホ!」
律が壊れた。
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