「由奈。私、売店行ってくる」
「分かった。先に屋上いってるね」
由奈は階段を上がって行ったが、私は階段を下りた。
売店は中庭を通り過ぎた先にある…はず
私はるんるん気分で、中庭を通り過ぎて売店に向かおうした
…けど
「………」
今、何か見えた。
中庭でうまい棒を食べている一人の少年が。
少年は茶髪に金色のメッシュが入っていて…
って、茶金メッシュじゃねーかぁ!!!!!!!
私は売店ではなく、中庭に向かって猛ダッシュ。
きっと今の私は闘牛並に凄いスピードを出してるだろう。
「こっのッ、茶金メッシュ!!!私のうまい棒返せぇぇーッ!」
私は大声を出しながら走る。
「んあ?……って、うわッ!」
ドンッ


