「そう言えば、律くんと歩いてるとき『あの王子様はどこですか?』ってたくさん聞かれたよ?」
呆然と立ち尽くしている私に、由奈が微笑みながら言った。
ん?みんな、奏斗を探してたってこと?
何故に?
「女の子たちの目を見て分からない?」
おめめ?
私は律の言葉に、私たちを囲んでいる女の子たちの目を見た。
「………」
「ね!分かったでしょ?」
女の子たちの目はキラキラと輝いていて、ある一点を見ている。
みんなが見ているのは、まさに…
私だ!!!
「んもう!そんなに私を見んなってぇ!照れるだろッつーのォ!」
「あ?」
女の子たち全員が、私を、私のことを見てるーーッ!
(テンションMAX)
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