私の声にビクッとした律は首を横に振っている。
おい。今、暴力女って聞こえたぞ、ゴラ。
ということで、マイナス百ポイント。
私の睨みに気付いた律はガクッとうなだれた。
「どうぞ。かき氷召し上がって下さい…」
「フンッ!言われなくても食うし。っーか、食ってるし」
仕方ない。今回は大目に見てやろう。
この寛大な小夏様に感謝するんだな。
(ウザイ)
「あー、腹減った。それ、俺にも食わせろ」
「あッ!」
その声と同時に、私の持っていたかき氷がヒョイッと取られた。
いつの間にか、目の前には奏斗がいた。
もう秋哉と遊び終わったのかな。
けど、秋哉の姿がない。
「秋哉は?」
「ん?寝てる」
奏斗はかき氷を一口食べると私に返して言った。
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