「うっ…」
ボタンを外そうと気合いを入れてから五分経った。
が、いまだに一個目のボタンと格闘中。
「ぐっ…」
外そうとしてるのに、何このボタン。全然外せないんですけど。
「…………プッ」
「あ?」
今コイツ「プッ」って言ったよね?
私の事笑ったよね。
私がジロッと下から奏斗を睨むと、奏斗はすぐさま目を逸らした。
…絶対に外す。
私は気合いを入れ直し、またボタンと格闘した。
「…プッ!ぷはっ!ははっ!」
「………」
「ぶははははッ!あー、腹いてぇー!」
ダァァー!!
ムカつくムカつくッ!
奏斗は肩をふるわせながら大笑いしている。
私が舌打ちをして睨むが、奏斗は爆笑したまま。
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