恋愛上等!~不良な彼氏~



それにしても、さっきの女の子可愛かったな。


私もあの子みたいな女子高生に…。


一人で妄想しているとあっと言う間に職員室に着いた。


ガラッ─────


「君が桜井小夏さんだね。私が担任の近藤です」


「はい。よろしくお願いします」


職員室に行くと担任の先生が私を待っていた。


私、先生に敬語使ったの初めてかも。


なんか…キモッ。


近藤という担任の先生は優しそうな眼鏡をかけた中年の先生だった。



…殴ったら一発で気を失いそうな先生だな。



「私が言ったら入ってきて下さい」


「はい」


そう言って近藤(もう呼び捨て)は教室に入って行った。



…うー、緊張するー!


私、ちゃんと自己紹介できるかな。


癖で睨まなければいいけど…。


そんな事を考えていると近藤が私を呼んだ。


ガラッ


教室に入るとみんなの視線が私に集中した。