恋愛上等!~不良な彼氏~



只今優雅にお食事中…



バタバタ バンッ

「いだっ!」



…な訳なく、ご飯も食べずに必死で支度中。


あの目覚まし時計が途中で鳴り止んだからいけないんだ!
(自分で壊した。)

あー早くしないと。
遅刻だよ!



──────────‥



「はぁはぁ…。なんとか、間に合った」


あれから猛スピードで支度を終わらせ、無事学校に着いた。


「えっと職員室は…?」


私は職員室に行こうとしたんだけど…。


どこにあるんだ?


私が下駄箱近くでキョロキョロしていると後ろから声をかけられた。


「職員室を探してるんですか?」


その声で振り返ると、髪を巻いた背の低い色白な女の子がいた。




…かっわいい。これが女子高生…。


私は暫くこの女の子に見とれてしまった。


「職員室ならこの奥を行けばありますよ!」


女の子はニコッと笑って言った。


「…あっ、ありがと…」


「いいえ!じゃあ…」


そう言って女の子は階段を昇っていった。