「そもそも、奏斗は今日学校来てんの?」
そうだよ!今日一度も見かけてねーし。
今日は学校来てな…
「屋上にいるよ。寝てんじゃない?」
…来てんのかよ。
ハァ。腹をくくるしかないか。
私は念のため、金槌を持ったまま屋上に向かった。
────────…
「…寝てらァ」
屋上に行くと、直ぐに奏斗が目に入った。
壁に寄りかかり、ネクタイもほどけたままぐっすり寝てる。
てめぇ、コッチは大道具作りで朝から釘を打っていたってのに。
呑気に寝てんじゃねーよッ!
気持ちよさそうに寝やがって、これじゃ当分起きな…
…お!
もしかして今って、チャンスじゃね?
奏斗が寝ている間に寸法を測っちゃえば…!
よーし、んじゃ早速測っちゃいますか!
私はメジャーを取り出すと、奏斗に手を伸ばした。
─が、
「何しようとしてんだよ」
「うげッ!」
起きちゃったよ。
.


