何故、拍手を? 「水島君が王子だって!」 「面白くなりそう」 …面白い…? 「……」 ─キラーン☆ 私はフッと口角を上げ笑うと、教壇まで行った。 「よーし!みんな、文化祭盛り上がって行こーぜ!」 私は拳を上に上げ叫んだ。 『イエーイ!!』 私の言葉にみんなが立ち上がると、歓声と共に賛同した。 フフッ! なんだか楽しくなりそうな、よ・か・ん♪ 「…最悪」 盛り上がるクラスの中に、ため息をついて青くなる男が一人。 嫌そうな顔したって、そんなの知ったこっちゃございません! .