今までの私は毎日が喧嘩だったからなぁ。
不良?…ん?ヤンキー?
…まぁ、そんな感じの奴だったって事。
だからさ!憧れてたんだよね!女子高校生ってやつに!
前の学校じゃあもう、ふつーの女子高生ライフは送れない状態だったからさ。
だから、それが叶っちゃうんなんて私はすっごく嬉しいよ!
だけど、明日から通う学校で私の今までのことがばれてはいけない。
ばれたら……
ギャァアー!!
考えただけでも恐ろしい。
…まっ、ばれないよう送るしかないね。
あー!明日っから楽しみぃぃ!
私はおにぎりを食べ終わるとベッドに入りすぐに眠りについてしまった。
この時私はすっかり少年の事は忘れていた。
─────────‥
『ピピピッピピピッ♪』
「んー…」
目覚まし時計が部屋中に鳴り響いている。
『ピピピッピピピッ♪』
「…だあーもぉ!うっさいなっ!」
バシッ ガン!
『ピッ…』
…私は目覚まし時計で優雅に(騒々しく)目覚めた。


