恋愛上等!~不良な彼氏~




ガシッ



「おい」




…う、腕掴まれた。


逃げ遅れたぁー(汗)



「おい!」


「笑ってません」



私は後ろを振り返りもせずに早口で言った。


「は?…明らか笑ってたろ」





バ・レ・て・る!!!


私は振り返って慌てて言った。


「笑ってません。髪の毛見ただけで笑うなんてそんな事しません。

…たとえあなたの髪が茶色と金色のメッシュだからって、そんな事にツボったりする奴じゃありません」





「…悪かったな。茶色と金色のメッシュで」


「そ、そんな!悪いだなんて思ってません!ただ変で可笑しいと思っただけです☆」


「……(怒)」




あ!やば。私正直だからさぁ。嘘なんてつけないんだよね!


優しい乙女だから。つい…本当の事言っちゃった。てへっ☆


「てめぇわざとだろっ!」


「私は正直なだけですぅ」



私は口を尖らせながら言った。


「喧嘩売ってる?」


「一万円になりまぁす!」


「…(怒)」