教えられた通りに、腕の振りを意識して投げる。 すると、珍しくストライク! 「やった! ちょっとあたしスゴくない!?」 ぴょんぴょん跳び跳ねていると、リュウが手のひらを向けてきた。 あたしは笑顔でハイタッチをする。 「俺が教えてやったんだから当然だろ」 「はいはい」 得意気に言われたので、適当にあしらっていると軽く頭を叩かれた。 「なんか2人お似合いじゃねぇ~?」 冷やかしてくるコウタくんに、あたしとリュウが同時に突っ込んだ。 「「あり得ねぇー」」