男♂だから(~195pg)

――――と言うところだったんだけどね、

普段の佐野じゃない佐野に
ちょっとびくついちゃったななは
佐野の言葉に従うしかなかったの。


大人しく椅子に座ったら
佐野が大きい両手をがななの肩に置いて


「目、閉じて」

と低めに言った。


「......」


「そう、そのまま
首、ちょっと横に下げて」


「。。こ、こうー?」


「そう。そのまま、動くなよ」


何だろーいったい何だろー
と不安になっていた時


いきなり顔に何かが感じられたの。