その時
夢中になってた谷村が
雑誌から目を上げ
ぼーっとしてる俺に声をかけたんす。
「おまえ何ぼーっとしてんだよ、見てぇならここ来て、見ねぇならあっち行けよ。お前
の足視界に入って集中しずらいんだよ」
実は俺、
今マジで悩んでるんす。
座って俺も鑑賞でもするか、
それとも帰るところだったからこのまま帰って行くか。
以前ならこんな状況で悩むわけないんすけど
それが、
ななと付き合ってからは良心ってもんが
このエロ本読むの許さないんすよ。
妙に罪悪感感じるってゆーか。
だから俺、
この約2ヶ月間を
持ってるエロ本はすべて
クローゼットの中に寝かして置いたんす。
はぁ~
なのに誘惑の手をこんな時遭うなんて…。
マジ勝ち抜けづらいっすよ。

