「自分の気持ちには、最近気づいたんだけど……」 「昨日、何かあったんだな?」 あたしは千嘉さんのことを、ポツリポツリと話し始めた。 「そりゃ、キツいな…」 「なんか、あたしが絢斗を好きでいるのはダメなのかな…って思ったりして」 だんだん気持ちが落ちていくのが、自分で痛いほど分かる。 「で?葵衣はどうしたいわけ?」 「えっ?!」 「その千嘉って人にそう言われたら、諦めれんの?」 あたしの……気持ち?