「オレは執事の息子で、葵衣には似合わないって思ってた……ううん、思い込むようにしてたんだ。 だから執事になって自分の立場を自分自身に分からせて、葵衣が違う男と幸せになれるならそれを見届けようと思ったんだ」 「絢斗のバカ……あたし、ずっと絢斗が好きだったんだよ?」 「知ってた…っていうか、葵衣が風邪で寝込んで看病した朝、オマエはオレが寝てるって思って呟いただろ」 「あ……」 そういえば、絢斗が好きって無意識に声に出てたかも……