「ありがと。そうだね……あたしいつも自分の中だけで結果出してたから、ズルズル引きずるんだね」




手で涙を拭いながら、2人をまっすぐに見据えた。




「もう少し自分で整理して、絢斗に素直な気持ち…伝えてみようかな」




そんなあたしに、2人は嬉しそうに笑った。





こんなにも真剣に…


まるで自分の事のように考えてくれる、大切な友達があたしにはいる。




ホントはやっぱり怖いけど


2人からもらった勇気を、無駄にしたくないから……