夢を見た。


とても、懐かしい夢。


「美和」


「なに、お母さん」


「バレンタインって知ってる?」


「バレンタイン?」


「女の子がね、好きな男の子にチョコを贈るのよ」


「チョコ?」


「うん。美和は好きな男の子居る?」


「いるー!」


「誰かしらね?」


「えっとねーえっと・・・」


「なになに、教えて?」


「あのね、りょー君」


「そっか。じゃあ、一緒にチョコ作ろうか?」