私は美咲の言葉に何だか嬉しくなって、自然と笑みがこぼれた。
胸の辺りがジーンとしてあったかい。

私の事をすごく思ってくれている美咲。
私はそんな美咲が大好きだって思う。
勿論、友達として!!

無性に美咲に抱きつきたくなったけど、残念ながら今は水無月直人の姿だったから諦めた。
抱きついたらきっと大変な事になるし。
だから、
今度は必ず....!!(何が)
と勝手に意気込んでおいた。


「おい、俺だけハブリかよ!
2人だけでコソコソ話しやがって!」

不意に声が聞こえたかと思ったら、
不機嫌そうな慎也が頭をかきながら机にひじをついてこっちを見ていた。

これは完全に拗ねてるモードだ。