「お先に失礼します」
パートの勤務は半日で終わる。
しかし、病院だけあって土日関係なく、午前出勤と午後出勤のどちらかの勤務になっている。
恭子は服を着替えると足早に病院を出た。
家に着くと、恭子は洗濯を始めた。
今日は天気が良いので乾きそうだ。
洗濯機が回り出すと、恭子は台所に立った。
昼食を軽く食べて、今度は寝室の掃除を始めた。
部屋が片付いた頃に、今度は洗濯物を取りに行きベランダで干した。
「ふぅ…」
一段落して、恭子は煙草をくわえた。
ライターで火を付けて、煙を吐き出す。
ぼーっと天気の良い青い空を眺めながら、休憩をする。
煙草の火をもみ消し、恭子はベッドに横になった。
しばし自分の時間を楽しもうと手にしたのは携帯。
しばらくサイトをすることにした。
自分の伝言板を見ると、訪問者がいた。
大福というニックネームで男性だ。
たまに絡む程度の人だが、すごく面白い人で、たまにお姉言葉になったり楽しい人。
まだ、独身で出身は違うが恭子と同じ県に住んでいる。
恭子は友達感覚で、大福の恋の相談を聞いたり、くだらない話で盛り上がったりしていた。
