寝ようと思いながら、何度か寝返りを打つ。

眠れない…。

手を伸ばし、手探りで探したのは携帯。
そっと開くと眩しい画面に目を細めながらも、慣れた手つきでボタンを押した。
恭子はあるサイトに接続した。
自分が可愛いキャラになり、いろんな人と友達になるサイトだ。
これはユウから教えてもらったサイトだった。
紹介すると、そのサイトの中で使えるお金がもらえるという理由で。
ユウが携帯を離さないのは、そのサイトをしているからだ。
だったら自分も楽しもうと思い、恭子もそのサイトを利用するようになった。