優斗が帰ってきた。辺りはすっかり暗くなっていた頃だった。
まだベッドで寝ていた恭子は、部屋に優斗が入ってきて目を覚ました。
「…どこ行ってたの…?」
「…パチンコ…」
「ユウは私が寝込んでるの、心配してくれないんだ…」
こらえてた涙がポロポロ流れる。
優斗は恭子に近づき、そっと抱きしめた。
「…ごめんな…。」
きっとパチンコなんて嘘。
確信はないけど、心のどこかで恭子は思った。
最初はこんな優斗の行動が少し変だと思っていた。
しかし、優斗の行動はさらに変化していってしまう。