数日経っても、恭子の熱は下がらなかった。
解熱剤の坐薬を入れても、効き目がなくなると悪寒がきて熱が上がる。

今日は日曜日で休みだというのに、恭子は寝たきり状態だった。
仕事もしばらく休みをとり、治るまで点滴を受けに通っていた。
恭子が寝ている隣には、優斗が携帯を手にしながら付き添ってくれている。
子供達はお義母さんが相手してくれていて、部屋は静かだ。
恭子は、静かな部屋に優斗が携帯で何か打っている音を聴きながら、また眠りについた…