怜を見ると、拳を強く握って、唇を噛んで…
凄い怒りが込み上げているみたいに見えた
埃っぽい教室に入った途端、怜は話出した
「何しに来たの。
あんた、センコーの身分で、よくもあんなことが出来たわね
でも、あんたがセンコーになった理由が…
理由が分かって、目茶苦茶、悔しいわよ!!」
凄く怒ってる…
こんな怜、久しぶりに見た
何か、生き生きしてる
「悪かった、怜
今更、父親振ることはしない。
だが、怜が、昔と変わってしまったことが悔しかったんだ。
俺が、怜の実の父親なことは、柚優ちゃんも、知らなかったはずだ
ほんとに悪かった」
朝川の言葉で、怜の頬には、一筋の涙が伝っていた

