「ん、はいお前の分。」


「ありがと…」


手渡されたのはチョコミントとバニラとストロベリーチーズケーキ味のアイス。


すべて、私の好きなもの。



「勝手に選んだけど…それでよかった?」



「え、あ、うん。むしろこれ好き…。」



「昔から好きなもん変わらねーんだな?」



近くにあったベンチに座りながら呟く。



「覚えてて…くれたんだ。」



「あぁ、まあな…。」




……。



………。



沈黙が続く。





「あ、心太!」




「!?」