民家で誰でもつくれる
やしの実の酢は

強い太陽の高温で
やしの実を腐らせてできる。

ふつうに考えると

色が黒くなり
すっぱい臭いが漂うと

腐ったと思う。


しかし地球の中世期の
最初のころの人は

あきらめず考えました。


だいじな食べ物が

数日で腐るのなら

食物がなくなるので

本当に腐っているかどうか

試してみよう!


そう思い、腐ったやしの実を

一口食べました。
美味しかったので

つぎつぎ、全部たべました。


食べた人間と動物はみな

元気になったので

いろいろな食べ物を

腐らせてみる方法が

発見されたのです。
これを発酵食品と言います。


腐敗菌よりも早く

食物が腐敗する前に

植物と動物を守っている
乳酸菌が

一足先に増えて
腐敗菌の増殖を

完璧にブロック!

この有難さを

発見できたのです。


サルも、ちゃっかり

その一部をまねして

ぶどうの実が実る頃に

ぶどうの実を噛み
それを、大きな樹の穴へ

次々と投げ入れて
正月まで待ち

発酵していい匂いがすると

”飲みごろだなあ、
温泉にでも入ったあとに
のむとするか!”と、

集団で飲んでいた。
(古い記録があります)