みるくてぃ 〜ミルクと紅茶〜


「で、あたしに何か用ですか?」





あたしはその男を睨みながら言った。





すると、一瞬だけ間が抜けた顔をして、

「へ?」

なんて言ったけどすぐに表情は変わり、何か思い出したみたいだった。





あたしは、何かを探しているその姿を、ただ見ていることしかできなかった。