「うわっ!カバンにもかかってるよー!」 机の横にかけて置いたカバンもシミになっていた。 「マジ!?じゃあ雑巾濡らしてくるね!」 「彩乃〜。ありがとう!」 ベタベタになった手を気にしながらも、あたしは熱心にスカートに溜ったみるくてぃを拭いていた。