「アイオネは、私の髪を洗うのも好きでしょう?」 そして、飴。 「好きですが」 「アイオネがいない間に、たっぷり魔力石を充填しておいたから、お湯はたくさん沸かせるよ。アイオネ、あったかいお湯に入るのも好きでしょう?」 「好きです……」 「よし、決まり」 魔王さま主導で決定されてしまった。 この塔の地下にある風呂場は、かなり立派。 湯をいっぱいにはった浴槽に身体を沈ませると、すごーく気持いい。