『どうせなら、その独立心で私も追い出して欲しいです』 たった一人、 別件でイアリミアに住んでいる勇者が、 この話をするたびにそう言うのを思い出し、 エミリオは含み笑う。 「どうしました?」 「いや、ひとり面白い友人のことが頭に浮かんだ」 「誰です?僕の知っている人ですか?」 「ルッティは会ったことがなったか。よし、今度会わせよう。相手は女性だ、美人だよ」 「え?」 美人と聞いて、ルッティが無駄な緊張をする。 それを見て、エミリオはまた笑みを含んだ。