勇者達はどうにか魔王さま達が飽きるまえに食べきり、
魔王さまの達の期待どおり、それぞれの手をとって立ち上がる。
「魔王さま、どれも焼けてますよ。どんどん食べましょう」
「おうっ、全部持っていくぞ」
「私達はスープを」
「シルキス達の分もとってあげようね」
役割分担して、せっせと料理を持ちよる。
「シルキスは、新しい肉と魚と野菜をもってこい。追加で焼くぞ」
「火力に負けずに食べる自信があるのなら、持ってきますが」
「自信があるから言っているに決まっているだろう」
「ですね」
シルキスは、シートの傍に置いてあった保冷箱から魔王さまが希望するだけの食材を出した。
「乗せますよ」
「乗せろ」


