「よけいじゃないよ。で?」 黒の魔王さまは、邪魔されないようにシルキスとアイオネの間に入る。 「アイオネが突き出されてきたら、よし」 「出てこなかったら?」 「うーん、そうですねえ」 「アイオネが国にいられなくなるような噂を大陸中にばらまくとかはどうだ?」 金の魔王さまが、酷い案を出して話に参加する。 「それだっ」 「穏便な手ですね。そうしますか」 「するなっ!!」 アイオネが、シルキスの足元にレンガを投げつける。 「だめ?」 首をかしげる、黒の魔王さま。 「だめに決まってますっ」