どうせ、ドアを使うと提案した時点で却下されるだろう。 ……されなかった。 どうせ、すぐに技師が来て頑丈に塞いでくれるだろう。 ……技師はずっと来ない。 なんて、いいかげんな。 誰も、この問題を真剣に考えない。 答えをくれない。 腹が立った。 そして、開け閉めできる天井を喜ぶ魔王さま。 天気がいい日は、 必ず屋根の上に出たいと言うようになって、 「少しだけですよ」 アイオネは毎回そう言いながら、魔王さまを運んでやった。