シルキスは、 「この状況で二日は長いから、痛いほうでいい」 あっさり事務的な判断でヘナの提案を遠慮した。 それで、魔王さまに傷弄りを許したまま、血まみれで指示を出し始める。 「あと幽霊船は振り切ったようだから、僚艦との合流を急いで……」 魔王さまとへナが顔を見合わす。 「……」 「……」 目と目で頷くふたり。 「おい、シルキス。えっちなことをさせてやるから、こっちを見ていろ」 「何を言っているのですか、こんなと」 シルキスの意識は、ここで途絶えた。 ──魔王さまと弾幕 終わり